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☆2009年度に全国で生活保護を受けた世帯は月平均で約127万世帯となり、過去最多を更新する見込みであることが9日、厚生労働省のまとめ(速報)で分かった。17年連続の増加で、人数でも月平均で約176万人に達する見込み。バブル経済が崩壊した1990年代半ばを底に景気の落ち込みの影響で、増加傾向に歯止めがかかっていない。
厚労省が9日に公表した「福祉行政報告例」によると、今年3月時点の受給世帯(速報)は134万3,944世帯で、前月から約1万5千世帯増加した。同省が月平均を算出したところ、09年度の月平均は約127万世帯で、前年度の約115万世帯を約12万世帯上回る見込み。92年度の約58万世帯を底に増加が続いている。
生活保護を受けている人数では09年度は約176万人で、前年度の約159万人より約17万人増加する見込み。底だった95年度の約88万人に比べて倍増する見込みで、同省によると、人口1千人当たりの保護人数(保護率)も前年度の12.5から増加するという。(6月9日日本経済新聞より)