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☆重い障害のある人を自宅で介護している家族の平均の睡眠時間は、およそ5時間にとどまり、このうち70%以上が介護の負担などから体調不良を訴えていることが、厚生労働省の研究班の調査でわかった。
この調査は、小児科の医師らでつくる厚労省の研究班が、重い障害のため東京都内の医療機関に通う障害者の家族を対象に行ったもので、200人から回答があった。それによると、人工呼吸器などが欠かせない、重い障害のある人を自宅で介護しているのは、ほとんどが母親で、平均の睡眠時間は5.2時間。たんの吸引などのため、夜間も継続的に介護が必要なケースも多いことから、睡眠時間が「4時間以下」と回答した人も20%いた。また、介護している家族の健康状態について尋ねたところ、介護の負担などから腰痛や生活習慣病といった体調不良を抱えている人が73%に上った。一方、家族の支援策としては、数日間、施設で預かってもらう「短期入所」というサービスがあるが、施設がいっぱいで、「利用したいときにできなかった」という人が64%に上り、課題が浮き彫りになっている。(5月3日:NHKより)