埼玉県草加市の社会保険労務士事務所です

賃上げ予測 過去２番の低水準

☆ことしの春闘で、主な企業の賃金引き上げ率の予測は１．６％台にとどまり、過去２番目に低い水準になっていることが、民間の研究機関の調査でわかった。

　この調査は、民間の研究機関が、東京証券取引所の１部上場企業やその労働組合などを対象に、去年１２月から１月にかけて行ったもので、経営側の労務担当者など４５９人から回答があった。それによると、ことしの春闘で賃金がどの程度引き上げられると予測するか尋ねたところ、賃上げ率は、去年とほぼ同じ平均１．６４％で、定期昇給分を含めて５、１２５円。去年の主な企業の実績は、賃上げ率で１．８３％、５、６３０円で、ことしの予測は、およそ５００円低くなっている。また、去年に続いての１．６％台という予測は、調査を始めた昭和４９年以来、平成１５年の１．５％に次ぐ２番目に低い水準。このほか、経営側に定期昇給を実施するか尋ねたところ、７９．９％が「実施する予定」と答えたが、ベースアップについては、「実施する予定」という回答は、５．８％にとどまった。
（２月４日：ＮＨＫより）