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景気判断 ６か月連続据え置き

☆政府は、今月の月例経済報告で景気は「持ち直してきている」と６か月連続で基調判断を据え置きましたが、株価が回復傾向なうえ、円相場も１ドル・９０円台前半で推移していることなどから、先行きについて好材料も出てきているという見方を示している。

　政府は２０日、総理大臣官邸で関係閣僚会議を開いて、今月の月例経済報告をまとめた。それによると、日本経済の現状については、雇用情勢が依然として厳しい一方で、中国を中心にアジア向けの自動車関連の部品の輸出が増加していることや、エコカーの購入補助など経済対策の効果が続いていることから「景気は持ち直してきている」として、６か月連続で基調判断を据え置いた。一方、このところの株価の回復傾向や、去年１１月に一時、１ドル８４円台まで円高が進んだ円相場が９０円台前半で推移していることなどから、今月の報告では景気を下押しするリスクとしてきた「金融資本市場の変動」という文言を４か月ぶりに削除した。このため、政府は景気の先行きについて引き続きデフレの影響に留意する必要があるものの、好材料も出てきているという見方を示している。
（１月２０日：ＮＨＫより）