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☆社員の退職金や企業年金の支払いに積み立てる資産の運用利回りが予定利回りを下回り、多くの企業で「積み立て不足」が深刻化している。
大和総研によると、主要上場企業278社の年金積み立て不足額は、20年度決算期(主に21年3月期)の合計で約21兆5千億円。前年同期に比べて7兆2千億円も増えた。
21年3月期の年金積み立て不足額のうち、企業が負債として計上しているのは約13兆円。残る約8兆5千億円は一度簿外に出され、将来的に分割で償却する事実上の"簿外債務"となっている。こうした存在が認められたのは企業年金の運用が長期にわたるため、退職給付債務と年金資産に差額が出ても「いずれ埋まる」とされたからだ。
しかし、大和総研のシニアファイナンシャルアナリストは「今後、差額が埋まる保証はない。企業規模に比べて簿外債務が大きい場合、財務体質に懸念が残る」と話す。(12月17日:日本経済新聞より)