埼玉県草加市の社会保険労務士事務所です

就職内定率 氷河期次ぐ低水準

☆来年の春に４年制大学を卒業する予定の学生の先月１日現在の就職内定率は６２．５％と、雇用情勢の悪化を受け「就職氷河期」と呼ばれた平成１５年、１６年に次ぐ低い水準となっていることがわかった。

文部科学省は、全国の大学や短大などから抽出した卒業予定者６、０００人余りについて、毎年１０月から卒業するまで２か月ごとに就職内定率を調べており、ことし最初となる先月１日現在の調査結果がまとまった。それによると、来年の春４年制大学を卒業する予定の学生の就職内定率は６２．５％と前の年に比べ７．４ポイント低くなっている。これは、調査を始めて以来最も内定率が低かった平成１５年、１６年の「就職氷河期」に次ぐ低い水準で、景気の悪化で企業が採用を絞り込んだことが影響しているものとみられる。男女別に内定率を見てみますと、４年制の男子が６４．４％と去年より５．４ポイント低く、４年制の女子は６１．６％と去年より８．５ポイント低くなっている。また、短大の女子については２９％と去年より１０．４ポイントも低い過去最低の水準となっており、男子学生に比べ女子学生の就職がいっそう厳しい状況に置かれている。（１１月１９日：ＮＨＫより）