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☆厚生労働相は26日、後期高齢者医療制度に入る75歳以上の人の保険料が、現行のままだと2010年度から全国平均で約10.4%増えるとの試算を発表した。厚労相は保険料の負担増を抑えるため、制度を運営している全国の広域連合に対し、剰余金を活用するよう同日付で要請。
同制度の保険料は都道府県ごとに異なるが、09年度は全国平均で約6万2,000円。10年度からは平均で6千円程度増えることになる。国費による負担抑制は10年度予算の概算要求では金額を明示しない「事項要求」となっているが、厚労相は「財政当局に理解を求める」と実現に全力を挙げる考えを強調した。
厚労相はまた、保険料を滞納している高齢者に保険証返還を求め、代わりに医療費を窓口でいったん全額自己負担しなければならない「資格証明書」を渡す仕組みに関し、「現内閣では原則として資格証を交付しない」との通知を全国の広域連合に出したことを明らかにした。(10月27日:日本経済新聞より)