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☆アスベストが吹きつけられた建物で、事務や営業などの仕事をしていた40人がアスベストが原因のがんで労災に認定され、このうちの半数の人は認定時にすでに死亡していたことが明らかになった。厚生労働省では、アスベストが吹き付けられた建物による被害の疑いがあれば労働基準監督署に相談するよう呼びかけている。
厚労省によると、平成19年度までの3年間にアスベストを直接扱う仕事をしていなかったものの、壁や天井にアスベストが吹きつけられた事務所や倉庫などで働き、中皮腫や肺がんにかかって労災認定を受けた人はあわせて40人で、このうちの半数の23人は認定時にすでに死亡していた。40人は金融機関の従業員や企業の事務職員などで、昭和60年代以前に建物の防火剤として吹きつけられたアスベストが劣化してはがれ、それを吸い込むなどして発症したとみられている。同じ3年間にアスベストによるがんで労災認定された人は全体で3、500人で、ほとんどはアスベストを原料に扱う工場の労働者や建設作業員ですが、厚労省では、アスベストを吹きつけた建物による被害の疑いのある人も労働基準監督署に相談するよう呼びかけている。(6月23日:NHKより)