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☆ことしの新入社員の初任給は、景気の悪化で90%近い企業が引き上げを見送り、大卒、高卒とも去年とほぼ同じ水準にとどまったことが、民間の研究機関の調査でわかった。
この調査は、民間の研究機関が、ことし3月と4月、全国の主な大手企業を対象に行ったもので、220社から回答があった。この春採用した新入社員の初任給を引き上げたかどうか尋ねたところ、「大卒、高卒とも据え置いた」企業が88.2%で、一部でも「引き上げた」企業は、10.9%にとどまった。初任給を据え置いた企業は、去年よりおよそ32%増え、景気の悪化を反映している。初任給の平均額は、大卒が20万3937円(前年比+446円)、高卒が16万901円(同+121円)で、いずれも去年とほぼ同じ水準にとどまった。(5月25日:NHKより)