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☆厚生労働省は、資格を持ちながら働いていない保育士の就職あっせんに力を入れる。
待機児童の解消に必要な保育士が7万4,000人も不足する恐れがあるためで、待機児童が多い地域のハローワークに近く対策窓口を設置する。
資格を持ちながら保育の仕事をしていない保育士は全国で約70万人にのぼる。一方で、保育士の求人難は深刻だ。今年1月の有効求人倍率は、34都府県で1倍を超えた。
保育士が足りないのは、賃金の低さや「休暇が取りにくい」「子育ての両立が難しい」といった労働条件の問題も大きいと見られる。
このため、厚労省は、待機児童が50人以上いる自治体を抱えるハローワーク112か所に対策窓口を設置する。政府は今年度、保育士の賃金を上乗せする補助金制度を導入しており、この制度を活用すれば保育士の給料は月額8,000?1万円程度増える見込みだ。
また、ハローワークと自治体が保育所に関する情報を共有し、たとえば「あと1人保育士が確保できれば開所できる」といった保育所に、優先的に人材をあっせんするといった取り組みを行う。ハローワーク間の連携も強め、管轄する地域の枠を超え、就職先を紹介する。 (11月8日:読売新聞より)