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☆大企業の会社員とその家族が加入する健康保険組合の2012年度決算は、2、、76億円の赤字となった。65歳以上の高齢者医療制度に払う支援金の負担増が主因。4割を超える組合が保険料率を引き上げたため収入は増えたが、支出増が上回った。
健康保険組合連合会は、2013年3月末に存在した1、431組合の収支状況をまとめた。約4分の3にあたる1、061組合が赤字となった。
収入のほとんどを占める保険料収入は、前年度比5.57%増の6兆8、781億円。料率をあげた組合は609組合(全体の42.6%)で、過去最多。平均料率は0.356ポイント上がり、8.343%になった。
支出では、高齢者医療への支援金が総額3兆1、328億円となり、9.08%増えた。保険料収入に対する支援金の割合は45.5%と5割に迫る。支援金の割合が5割を超す組合は全体の34.4%にあたる492組合あり、8割を超すところも14組合あった。
2013年度の予算でも、健保組合全体で4、573億円の赤字を見込んでいる。(9月13日:日本経済新聞より)