主なサポートエリア|草加市、越谷市、八潮市、三郷市、吉川市など
☆厚生労働省は10日、2011年度中に厚生年金基金を対象に実施した監査の結果を発表した。監査に入った127基金のうち9割の113基金で経理の処理や内部監査の仕方などに問題があり、改善指導した。厚労省は法令や規約に沿って運営されているか今後も監視する。
2011年度に改善指導の対象となった項目は、前年度の3.5倍の838項目に上った。指導を受けた基金はすでに厚労省に文書で改善策を報告した。
経理処理などでは、帳簿の現金収支を毎日確認していない基金や、複数の決裁者を経ずに伝票を決裁している基金があった。基金の通帳の管理者が決まっていなかったり、理事長の決裁なしで出納の責任者が選ばれていたりする例も見つかった。
厚労省は毎年、約600の厚年基金のうち100基金程度を選び監査を実施している。(8月11日:日本経済新聞より)