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☆後期高齢者医療制度の対象となる75歳以上のお年寄りについて、東京・日の出町は、窓口で支払う医療費を来年4月から全額町が負担し無料とすることになり、この条例案が町議会で賛成多数で可決されました。75歳以上が窓口で払う医療費を自治体がすべて負担するのは全国でも珍しいということです。
この条例は、東京・日の出町の町内の75歳以上のお年寄りが入院したり通院したりした際に窓口で支払う医療費を、来年4月から町が全額負担し、無料にするというもの。1日の町議会で、青木國太郎町長は、「後期高齢者医療制度の保険料は国の制度であり、若い世代への過度の負担を防ぐためにも必要だ。一方で、長年、地域を支えた高齢者に町としてできることを考えたとき、財政状況も検討したうえで、医療費の自己負担分を町が負担できると考え、無料化を決断した」と述べた。これに対して、議員からは、町の財政に与える影響を心配する意見も出されたが、採決の結果、賛成多数で条例案は可決された。対象者は、日の出町の人口およそ1万6000人の11パーセントに当たる1800人余りで、新たにおよそ8500万円の財源が必要となるが、町では大型ショッピングセンターの進出で得られる固定資産税の一部などを充てたいとしている。
(12月2日:NHKより)