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☆日本年金機構は4日、企業年金の一つで厚生年金に上乗せして支給する「厚生年金基金」の支給漏れが推計で約5万件、二重給付が約1万2,000件あったとする調査結果を厚生労働省の年金記録回復委員会に示した。
機構は、対応策として、支給漏れ分を追加で払うなどの案を示し、年金記録回復委員会はこれを了承した。支給漏れでは、時効が成立しているかどうかにかかわらず、受給者に記録の訂正を通知し、追加支給する。二重給付の場合は、時効が成立しない過去5年分の過払い分の返還を求める手続きに入る。
調査結果によると、1年間で最大約81万4,000円の支給漏れや、約16万2,000円の二重給付があった。支給漏れ約5万件のほか、支給漏れにつながる可能性があるものが約8万5,000件あった。二重給付は約1万2,000件で、その可能性があるものが約1万9,000件あった。受給者だけでみると、支給漏れの平均は約2万2,000円で、二重給付の平均は約1万6,000円となった。(10月5日:読売新聞より)