主なサポートエリア|草加市、越谷市、八潮市、三郷市、吉川市など
☆災害時の避難生活などで体調が悪化して亡くなる「災害関連死」について、東日本大震災直後に持病が悪化して亡くなった茨城県鉾田市の10代の男性が、茨城県内で初めて「関連死」と認定されたことが分かった。
「災害関連死」は、大きな災害のあとに避難生活などが原因で体調や持病が悪化して亡くなった人に対し市町村が認定するもので、認定されると遺族に弔慰金が支払われる。茨城県内では、遺族からの関連死の申し出は少なくとも7つの自治体でおよそ20件に上っている。このうち東日本大震災直後の3月、持病が悪化して亡くなった鉾田市の10代半ばの男性について、「震災による疲労やストレスなどで亡くなった可能性が高い」として、先月末、県内で初めて関連死と認定されたことが分かった。一方、関連死の認定基準に関する国の明確な法律はなく、過去の震災などを参考に認定せざるを得ないため、関連死を審査する委員会の設置や認定そのものに時間がかかっているのが現状。現在、県内で審査委員会が設けられているのは、北茨城市と鉾田市の2市にとどまっている。(9月10日:NHKより)