埼玉県草加市の社会保険労務士事務所です

生活保護受給 ２００万人超か

☆厳しい雇用情勢が続くなか、２月に生活保護を受けた人は全国でおよそ１９９万人に上ることが分かった。厚生労働省は、震災の影響で一部の地域では受給者数が集計できなかったことから実質的には２００万人を超えているとみている。

   厚労省によると、ことし２月に生活保護を受けた人は全国で１９８万９，７６９人となった。ただ、震災の影響で福島県の一部の地域では受給者数が集計ができず、この地域の受給者は前の月が１万５，０００人余りだったことから、厚労省は、実質的には受給者は２００万人を超えているとみている。受給者が２００万人を超えるのは、戦後の混乱が続いていた昭和２７年以来、５９年ぶりとなる。受給者の人数は雇用情勢が悪化した平成２０年の１２月以降、仕事を失った人の申請が急増し、ほぼ毎月１万人以上、増え続けている。厚労省によると、東日本大震災では仕事も家も失った被災者の多くが雇用保険の失業給付を受けて生活費を確保しているが、今後も雇用情勢が改善しなければ失業給付の期間が切れて生活保護を申請する人が大幅に増加するとみている。（５月１２日：ＮＨＫより）