埼玉県草加市の社会保険労務士事務所です

非正規労働者の保険に改革案

☆社会保障と税の一体改革で、厚生労働省は、非正規労働者の医療保険の保険料負担を軽減するため、正社員と同様に企業が保険料の半分を負担する被用者保険に加入できるよう、要件を緩和する制度の改革案を政府・与党の集中検討会議に提案することになった。

   医療保険制度では、勤務時間が正社員の４分の３に満たない非正規労働者は、自営業者などが加入している国民健康保険に加入することになっているが、企業が保険料の半分を負担する被用者保険に加入している正社員に比べて負担が重いという指摘がある。これについて、社会保障と税の一体改革で、厚労省は、非正規労働者が被用者保険に加入できる勤務時間などの要件の緩和を提案することになった。また、要件の緩和によって加入者が増えることで、保険料率が上がるなど企業側の負担が増えるのを抑えるため、被用者保険に対し、国が財政支援を行うことも検討している。厚労省は、年金制度に関しても、同様に非正規労働者が正社員が加入する厚生年金に加入しやすいよう、要件を緩和する方向で検討を進めている。（４月１８日：ＮＨＫより）