埼玉県草加市の社会保険労務士事務所です

年金払い過ぎ 返還で対応検討

☆年金に関する専業主婦の救済策を巡る問題で、旧社会保険庁などが加入記録の確認を十分に行わなかったことなどから払い過ぎた分の年金について、厚生労働省は、返還を求めるかどうか対応を検討することにしています。

  年金に関する必要な切り替え手続きをしていない専業主婦の救済策を巡る問題で、政府は、これまでの救済策を廃止し、納めた保険料に応じた額の年金を支給するなどの改善策を、３年間の時限立法で講じる方針。しかし、ことし１月にこれまでの救済策が始まる前に、切り替え手続きをしていないまま年金を受け取る手続きに行き、旧社会保険庁などが、夫がサラリーマンかどうかなど加入記録の確認を十分に行わなかったことなどから、本来より多くの年金を受け取っている人がいる。この問題で、切り替え手続きをしていない人は、日本年金機構の調査で１００万人以上に上る可能性があることが判明しており、このうち１００人を調べたところ、１３人が本来より多くの年金を受け取っているということ。こうした人たちについて、政府内では、公平性の観点から、払い過ぎた分の年金の返還を求めるべきだという意見が出ていますが、一方で、返還を求めると高齢者の生活を脅かすという指摘もあり、厚生労働省は、こうした意見も踏まえながら、返還を求めるかどうか対応を検討することにしている。（３月１１日：ＮＨＫより）