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☆首相は5日、社会保障と税の一体改革を議論する「集中検討会議」で、派遣やパートなど非正規労働者への厚生年金の加入拡大について「非正規の人に制度に入ってもらうことはほとんど合意できている。事業主にも理解いただけるよう、全力を挙げたい」と述べ、加入要件の緩和を検討する考えを示した。
首相は公的医療保険にも言及。非正規だと企業の健康保険組合などに加入できない現状に触れた上で「前向きな議論ができた。方向性が見いだせるのかなという感じがした」として、是正に意欲をみせた。
経済財政担当相も「非正規労働者は約1、200万人いる。今回の(一体改革で)最重要問題の一つになる」と強調。終了後の記者会見で「相当数の方が低年金、無年金に追いやられているのは本当に正しいのか。社会制度としての公平性、将来の社会的コストの両面から考えないといけない」と指摘した。
現行の厚生年金の加入要件では、所定労働時間が週30時間未満の非正規労働者は対象外。(3月5日:東京新聞より)