埼玉県草加市の社会保険労務士事務所です

非正規雇用者 ３０万人余失職

☆契約の打ち切りなどによって仕事を失った非正規雇用の労働者は、この１か月間で２、１００人余り増え、雇用情勢が急速に悪化したおととし１０月以降で３０万人余りに上ることが、厚生労働省の調査でわかった。

   厚労省によると、おととし１０月から来年３月までに契約を打ち切られて解雇されたり、期間満了で仕事を失う非正規雇用の労働者は、今月１７日の時点で前の月よりも２、１８８人増えて３０万７３７人に上った。内訳を見ると▽派遣労働者が１５万２、４７９人（前月比＋４４９人）▽期間従業員が７万４、４０８人（前月比＋７１８人）▽請負労働者が２万２、５７１人（前月比＋１７０人）などとなっている。都道府県別で最も多いのが▽愛知で４万８、６８９人、次いで▽東京が１万９、７６６人、▽静岡が１万１、８３８人、▽長野が１万１、６０５人、▽神奈川が１万８７３人、などとなっている。また仕事を失った非正規雇用の労働者で調査が可能だった１４万６、６５９人のうち、再就職できたのは全体の６７．４％に当たる９万８、８４１人にとどまっている。一方、正社員でおととし１０月から来年３月までに仕事を失う人は、一度に１００人以上仕事を失うケースをまとめただけでも全国で８万２、５５１人と前の月より１、６８５人増加した。（１２月２８日：ＮＨＫより）