埼玉県草加市の社会保険労務士事務所です

介護保険制度 見直しで意見書

☆介護保険制度の見直しを検討している厚生労働省は、急速な高齢化に対応するため、利用者の負担の引き上げを検討することや、２４時間対応できる訪問介護サービスを導入することなどを盛り込んだ意見書をまとめた。

介護保険制度をめぐっては、急速な高齢化による利用者の増加で介護費用が増加し続けるため、財源の確保が大きな課題となっている。厚労省は、２５日の審議会で、２年後に予定されている制度の見直しに向けた意見書をまとめた。それによると、保険料の増加を抑えるため所得が高い高齢者の利用負担を増やすことや、介護の必要度が比較的低い高齢者が利用している生活援助などを介護保険から切り離して市町村の事業にすることを検討するべきだとしている。また、新たな支援策として、自宅での生活を支えるため２４時間対応できる訪問介護サービスの導入や高齢者向けの住宅の整備、それに認知症の高齢者の支援を充実させることなどが盛り込まれている。一方、現在は利用者に負担を求めていないケアプラン作成の際の負担の導入については、利用者がサービスの利用を控え、介護の必要度が高まることにつながりかねないとして、配慮が必要だとしている。
（１１月２５日：ＮＨＫより）