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☆介護が必要なお年寄りが、いっしょに暮らす家族などから虐待を受けたケースは、昨年度、全国で1万5、600件余りに上り、3年連続で増えていることが厚生労働省のまとめでわかった。
厚労省は毎年、自治体に寄せられたお年寄りへの虐待が疑われる通報のうち、実際に虐待があったと判断された件数をまとめている。それによると、介護が必要なお年寄りが、いっしょに暮らす家族などから虐待を受けたケースは昨年度1年間で1万5、615件に上った。これは、前の年度より4.9%増え、統計を取り始めた平成18年度から3年連続の増加となった。虐待の内容で最も多かったのは、▽殴る・けるなどの「身体的虐待」で64%、次に、▽暴言や侮辱する言葉による「心理的虐待」で38%、3番目は▽財産などを勝手に使う「経済的虐待」で26%となっている。これまでは「経済的虐待」よりも「介護の放棄」が多くなっていたが、「経済的虐待」が上回ったのは初めて。また、虐待をしたのは「息子」が最も多く41%、次に「夫」が18%、「娘」が15%などとなっている。さらに、虐待によって死亡したお年寄りは殺人や心中などを含めて32人に上った。(11月22日:NHKより)