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☆公的年金の積立金を運用する年金積立金管理運用独立行政法人は30日、2012年7月から9月期の運用実績を発表した。外国株式が上昇したことを主因に5,287億円の利益を計上した。黒字は2四半期ぶり。4月から6月期に生じた2兆690億円の損失の一部を取り戻した。
運用資産額は年金給付が増えたことで、6月末に比べて4,454億円減少し、107兆7,231億円となった。年金積立金管理運用独立行政法人は厚生年金と国民年金の積立金を運用しており、国内外の債券や株式に分散投資している。
全体の収益率は0.49%。運用資産別の収益率(市場運用分)は外国株式が4.87%、外国債券が0.56%、国内債券が0.49%、国内株式が3.43%のマイナスだった。
2012年4月から9月期の運用損益は1兆5,403億円の赤字だった。運用利回りはマイナス1.39%だった。(12月1日:日本経済新聞より)