埼玉県草加市の社会保険労務士事務所です

主なサポートエリア|草加市、越谷市、八潮市、三郷市、吉川市など

社会保険、就業規則、給与計算、各種年金、助成金、創業支援などお気軽にご相談ください。
TEL:048-936-2616(平日午前9時から午後6時)

栗原社会保険労務士事務所

人口、東京圏への集中鮮明 39道府県で減少

☆総務省が9日発表した住民基本台帳に基づく人口調査(今年3月末時点)によると、東京圏(埼玉・千葉・東京・神奈川)への人口集中傾向が鮮明になった。地方からの流入が続き、前年に比べ10万人増えた。一方で2000年代後半に人が集まった名古屋圏は横ばいになったほか、関西圏では大阪府が人口減に転じたことなどで2年連続のマイナスになった。前年より人口が減った道府県は39と、前年より1府増えた。

 都道府県別に人口の増減をみると、東京都の人口増加数は5万3,000人となり、全国トップとなった。増加数の2番目は神奈川県(2万1,000人増)、3番目が埼玉県(1万8,000人増)と首都圏が並んだ。人口増加率では若年層が多い沖縄県が最も高く、前年比0.53%増と東京の増加率(0.42%増)を上回った。

 一方で人口の減少数が一番多かったのは北海道で、2万2,000人のマイナスだった。死亡者数が出生者数を1万6,000人上回ったほか、他の都府県に6,000人が純流出した。次いで新潟県(1万2,000人減)、秋田県(1万1,000人減)。人口減少率の一番は秋田県(0.96%減)で、高知県(0.77%減)、徳島県(0.71%減)と続いた(データのそろわない被災3県を除く順位)。

 大阪府は昨年は6,400人増とプラスを確保したが、今年は1,400人減とマイナスに転じた。

 人口全体の50.91%は東京圏、名古屋圏、関西圏の三大都市圏が占める。このうち名古屋圏は人口の増加が鈍り、直近のピーク(08年、3万4,000人増)に比べ2011年は161人増にとどまった。

 関西圏では人口減は加速している。京都、大阪、兵庫、奈良の人口は合計で昨年は858人減にとどまったが、今年は1万7,000人減とマイナス幅が大幅に拡大した。ベッドタウン化する滋賀県を含んだ人口も、昨年までは増加していたが、今年は1万3,000人減とマイナスになった。(8月9日:日本経済新聞より)