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☆中小企業の会社員が加入する全国健康保険協会は9日、2011年度の決算を発表した。保険料などの収入から医療費などの支出を差し引いた収支は、2,586億円の黒字だった。黒字は2年連続で、2009年度に3,179億円あった累積損失は解消した。剰余金は1,47億円となったが、法律上必要な6,000億円弱には届かず、財政基盤はなお弱いままだ。
全国健康保険協会(協会けんぽ)2009年度に8.2%だった保険料率を2010年度から毎年、段階的に引き上げており、2012年度は10%。2011年度も料率アップにより収入が前年度比3%増の8兆577億円。一方、支出は医療費の支払いと高齢者医療制度への拠出金が増え、3%増の7兆7,992億円だった。(7月9日:日本経済新聞より)