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☆厚生労働省は19日、2010年度の公的年金支給額が前年度比1.7%増の51兆1,000億円だったと発表した。団塊世代が年金受給者に加わったほか、平均寿命が延びた影響もあり、前年度より9,000億円増えた。年金受給者数は前年度末比2.5%増の3,796万人だった。
公的年金には自営業者らが入る国民年金、会社員の厚生年金、公務員の共済年金の3つがある。支給額は右肩上がりで増えており、2009年度に初めて50兆円を超えた。2011年度は予算ベースで約54兆円を計上している。
1人当たりの平均年金支給額は国民年金が月額5万5,000円。厚生年金(基礎年金と報酬比例部分の合計)は月額15万3,000円だった。
年金受給者は増えているが、年金保険料を払う現役世代は減少が続いている。公的年金の加入者数は2011年3月末時点で6,826万人。前年に比べて0.7%減った。内訳は国民年金が1,938万人、厚生年金が3,441万人などとなる。
厚生年金では保険料の算定基準となる加入者の報酬が減少している。厚生年金の1人当たり総報酬額(給与と賞与の合計)は2010年度は年430万6,000円と、前年度比で0.1%減だった。国民年金では保険料の納付率が低下しており、2010年度は59.3%と過去最低を記録した。(12月19日:日本経済新聞より)