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☆過去の特例措置で、高齢者が本来よりも高い公的年金を受け取っている「もらいすぎ年金」を来年10月から段階的に解消することが決まった。年金減額を盛り込んだ改正国民年金法が16日、成立した。減額の開始は当初の政府案から1年遅れ、年金の過払いは累計で約9.6兆円にのぼる見通しだ。
現在の公的年金の支給水準は本来より2.5%高い。減額は3段階で実施する。2013年10月分から1%、2014年4月分から1%、さらに2015年4月分から0.5%下げて解消する。
年金財政への影響は深刻だ。2000年度から2011年度までの累計の過払い給付は約7兆円。税負担では1.7兆円規模となる。今年度から、もらいすぎを解消する2015年4月までにさらに約2.6兆円の過払いが発生し、累計9.6兆円に膨らむ。