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☆厚生労働省が1日発表した2010年の人口動態統計(概数)によると、合計特殊出生率は1.39となり、前年に比べ0.02ポイント上昇した。生まれた子供の数が増え、2年ぶりに伸びた。ただ、死亡数が大きく増えたことで、出生数から死亡数を差し引いた、人口の「自然増減数」はマイナス12万5,760人と、前年に比べ5万人以上拡大し、初めて10万人の大台に乗った。
合計特殊出生率は人口数の影響を除いた各年の出生動向を示す指標。15?49歳の女性が生んだ子どもの数をそれぞれ年齢別の人口で割って年齢別出生率を計算し、それを全年齢分足し上げたもの。ある年において、各年齢で子どもを生む確率が不変と仮定したときに「一人の女性が生涯に生む子どもの数」となる。実際は人口構造の変化に大きく影響を受ける。
2010年に日本で生まれた子供の数は107万1,306人となり、前年に比べ1,271人増えた。2年ぶりに増加した。母の年齢別にみると、34歳以下の親から生まれた子供は減ったが、35?49歳の親から生まれた子供は増えた。
死亡数は119万7,066人で、前年に比べ5万5,201人増えた。死因別にみると、ガンなどの悪性新生物が最も多く、次いで心疾患、脳血管疾患となった。
合計特殊出生率は1970年代半ばに2を下回って以降は低下が続き、2005年に1.26と過去最低を記録した。(6月1日:日本経済新聞より)